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神戸出張 -毛利春雄セミナー受講-

若輩者ゆえ、師と仰ぐ人物は大勢います。

その中でも、ことクリーニング業界において、今日ご紹介する”毛利春雄先生”を知らないとなると、かなりのモグリか、業界に無頓着な経営者としか言いようがないほど、ご高名な先生です。

同師とのお付き合いは、早いもので10年を超え、恐らく生涯、師と仰ぎ尊敬してやまない方であろうと想像しています。

現在も、マンツーマンによるご指導を毎月欠かさず頂き、クリーニングという「業の本質」を基礎からご教授いただいています。

こちらの毛利先生。
実は2代目さんで、実父にあたる先代・毛利可淳先生は、大戦後アメリカ進駐軍が日本に軍用クリーニング工場を設営した時に、設計及び現場指導を仰いだ人物であり、まさに日本の近代クリーニングにおける礎を築かれたお方です。

毛利先生の話しをしだすと際限なくなってしまいますので、紹介はこのへんで・・・(^^;)


今回、同師主宰「毛利春雄セミナー」が神戸で今年も行われるということで参加して参りました。
※思えば、なんだかんだともう4~5年はきちんと通っていますv

今年は、基礎の基礎を今一度原点に帰って学ぶという主旨でありまして、

①「開会基調の挨拶」 オフィス毛利 毛利春雄
 地球温暖化と少子化を向かえて考えること

②「電機を考える」
 そもそも電機とは、これからどのように考え、対処して行かなければならないのか。
 ブレーカーの考え方・オーバーロード、極変換とインバーター?等々を知る。

③「蒸気を知る」
 蒸気とは。乾き蒸気と湿り蒸気。蒸気・復水配管の時考える事。
 蒸気配管の問題点とその実例。トラップの役割と性能と種類。

④「エアー・圧搾空気の使用」
 エアーの性質、何故駆動に圧搾空気が使われるか。コンプレッサーの種類。
 使用上の注意点と過去の事例。

⑤「働く現場であった本当に恐ろしい話」
 オフィスモロホシ 代表 諸星裕美

⑥「新しいコインランドリーの形」
神戸出張 -毛利春雄セミナー受講-_f0045167_22164778.jpg

といった内容で、⑤⑥講座を除き、本当に忘れてしまいそうな原点に立ち返る内容のセミナーでした。

何事も「基本が肝要」をしみじみ考えさせられるテーマでありましたが、恥ずかしいことに「知らなかった!!」ことも数点あったりして、遠路遥々わざわざ聞きに行ってヨカッタと思った次第です(汗)

参加前、あまりに基礎的な講座内容だったものですから、弟子の立場からは「人集まるのかなぁ~・・・」などと心配しておりましたが、100席はあろうかという大会場は満員御礼。

いかに、こういった基礎を知らない。または知る機会が無いといった、業界の落とし穴を見たような感です。

営業的、技術的なものを前面に出したセミナーは各所で行われていますが、クリーニング学校でさえ教えてくれない基礎の基礎を教えてくださるセミナーはそうそうありません。

クリーニング業界全体の底上げを期待し、今一度原点に立ち返り、このように基礎から叩き込んでいただけるセミナーを全国で開催出来れば良いと思いました。


・・・しかしセミナーの内容としましては、業績重視の企業から見れば、派手さはまったくないものですから、参加された方々の中には不満を持って帰られた方もいらっしゃったのかもしれません。

だからこそ、このような内容の講座に関しては、私設団体主宰ではなく、業界の公的団体が主催して、出席義務化するくらいの勢いがないことにはいけないのでは?といつもの如く独り言を言わさせていただいて、、、…c(゜^ ゜;)
by fleur929 | 2007-10-06 22:18 | クリーニング
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